べんきのにっき

いろいろと垂れ流します。

2023年の半径数メートル

2023年にあったこととか、買ったものとかの話

仕事

夏頃に仕事が変わり、因果推論的なことがメインになった。 observational designではなくexperimental designなので割と勝手が違う。 強化学習や因果推論あたりを組み合わせたトピックを拾う必要があるので、少しずつ勉強している。

体を動かす

3年くらい公園の鉄棒を使って遊んでいる。 カウントしてみたところ、2023年は懸垂とディップスを合わせて40000回やっていた。 そろそろ重りのついたベストを買うか、あるいは市営のジムに行くのもいいかもしれない。

買い物

  • 本棚

これまで腰ほどの高さの本棚2つを所持していた。本が溢れたことやスペース的に邪魔なこともあり、高さが180cm程度の本棚に買い替えた。全部突っ込めるようになったため、非常に良い。

  • HMD(xreal air2 pro)

どんな姿勢でも見えるPC作業用の画面が欲しい、と何年か考えていたところ見つけたので即購入、beamも合わせて購入した。 期待通りではあるが常時装用できるほどではない、というのが現状。これは自分の姿勢がよくないことが影響しているが、次のような感じ。

第一にちょっと首が痛くなる、猫背的な姿勢の悪さのためか着けると首に負担がある。デバイスとしては十分なレベルで軽く、姿勢(首)を正しくすればこの負担は減る。第二には目のデフォルトの位置と表示される画面の位置が合わない。これも原因が元々の首の位置の悪さのせい。逆にいえばストレートネックでない等、姿勢に問題がなければかなり快適だと思う。

空中で使えるマウスと合わせて使えばさらに有用だと思う。

棒の下にも3 年

不健康を解消するための運動を始めて3年が経過した。

特に著しい変化はないが、まだ継続して動かしている。

3年間で回数の変化を見たら、こんな感じ。

項目 2020年春 2021年6月 2022年8月 2023年6月
頻度 週1回 週2回 週2回 週2回
懸垂 10回3セット 合計70~80回くらい 115回〜 120回〜
ディップス 10〜15回3セット 20回4〜5セット 27回5セット 180回〜

セットの回数はだんだん減っていくのを書くのが面倒なため割愛。 先月(5月)全体の合計回数は、懸垂1500~1600回、ディップス2000回くらいだった。 GW中に暇だったため平時より回数が多い。

見違えて健康になった感じはしない。 体型については、服屋でサイズを測ってもらった時、胸囲と胴囲(腹囲?)の差が24cmあった。多分昔はそこまで差はなかったことを考えると、見た目は少しだけマシになったんだと思う。

しかし、ガタイを大きくしたいなら、黙ってジムに通いウェイトをした方がよさそうだ。

バンドかえようぜ

カーネル密度推定におけるバンド幅はいくつかの選び方があり、silvermanのrule of thumbが有名。

これは単峰な分布向けで、データの散布度をサンプルサイズや何やらで補正した値になる。計算に用いられるデータの散布度はソフトウェアによって異なり、sdだったりmin(sd,IQR/1.34)だったりする。

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椅子を買った、強化学習を調べた

タイトルの二つのフレーズに関連性はない、ただの雑記。

椅子を買い換えた

自宅で仕事をするようになってから2年くらい経つ。世間がこのようになるとは思っていなかったので、自宅の椅子と机はこだわりのない安物を使っていた。

机の方はいいとして、椅子の方に以下の不満を感じるようになった。

  1. 体格(足の長さ)に対して座面が大きいので、深く腰掛けにくい
  2. 恐らく座面の素材に木を使っているようで、小さな木屑がたまに出る
  3. 鋳物っぽい金属片が割れて床に落ちていることがある、割れている場所は不明

元々姿勢が悪いのもあるが、1が結構困るので、買い換えることにした。 いろいろ試して座った結果、オカムラSylphyに決定した。個人的なポイントは以下だった。

  • 座面の奥行きが調節できる
  • 前傾できる
  • ヘッドレストがある
  • 脚を伸ばすやつは別にいらない

なお、セイルチェア/アーロンチェア/エルゴヒューマンなど有名どころも展示があったので試したが、上記のいずれかを満たさないか、なんか合わないか*1、お値段がすごくて手が出なかったので、最終的な選択肢に落ち着いた。

今のところ快適、ステキ。

強化学習を調べた

こちらは現在進行中

banditや強化学習にはこれまで全く興味のない素人だったのだが、ISMの公開講座動的治療計画と強化学習:最近の動向Ⅲを聴講したり、だいぶ関係ないが成田先生の因果推論の論文に関するものを聴いたりしているうちに、因果推論がらみの文脈でふと気になったため、どこにでも書いてあるレベルの一般的な情報を調べた。

3年ほど前にCFML勉強会でこの話を聞いたときにはモチベーションをうまく読み取ることができなかったのだが、読み直すとなんとなく繋がりが見えてくる気がした。

余談

なんとなく、『DTRに使うg-estimationって各点で割り当てモデル特定する必要があり難しいのでは?』とか色々モヤモヤしてて、ふとsingle pointくらいの基礎を見直そうと思い調べていたらDuke大の因果推論の講座の資料を見つけたので、復習も兼ねてメモを取り直しながら読んだ。こういった情報が公開されていて実にありがたい時代である。

和書もずいぶん充実しつつある、TBoWの邦訳やMorgan&Winshipの邦訳も出るようだし。

一方でこれは、チープな入門程度で止まっていると一気に時代遅れになることを意味するので、ちょっと頑張りたい気分になる。

*1:仕事をするには柔らかすぎるとか

平均と分散は独立

導入

標本平均と標本分散が独立であるから、t分布による母平均の検定ができる。

統計の教科書を見ると、大抵helmert行列を使った証明が載っているはず。

ところで適当な標本 \displaystyle x \in \mathbb{R}^{n}について標本平均 \displaystyle \bar{x}はなんかいい感じの射影行列で表せる。

従って \displaystyle x \sim N(\mu ,\sigma^{2}I)なら、計画行列 \displaystyle X=1_{n}による回帰モデル \displaystyle y=X\mu +\epsilonと見ることができる。

ということは、重回帰の回帰係数と残差分散も独立になることは、同様に証明できそう。でも、ちょっと面倒臭そう。そんな話。

借りる性質

結論を言うと、以下の一次変換と二次形式に関する性質(定理?)を使えばよい。

 \displaystyle x \sim N(\mu ,\sigma^{2}I)とし、r×nの行列Bとn×nの対称行列Aがあるとする。

このとき、 \displaystyle BA=0 \Rightarrow Bx \perp x'Axが成立する

さて、これを使えば簡単な計算により、冒頭の「回帰係数と残差分散が独立」は示せる。

が、それ自体には興味がない

ここでは、この性質がどう示されるかを確かめることにする。

性質が正しいことを確かめる。

証明は、蓑谷『線形回帰分析』から。元々行間は少なく読みやすいが、これの行間をさらに埋める形で。

準備

まず、Aは対称なので直交行列 \displaystyle Pで対角化でき、 \displaystyle A=PDP'と分解できる。

 \displaystyle y=P'xと変換すると、Pが直交行列であることと多変量正規分布の変換の性質から \displaystyle y=P'x \sim N(P'\mu ,\sigma^{2}I)となる。

ここで、 \displaystyle C=BPとおく。 さらに、Dの対角要素を非ゼロ固有値 D_{1}と0に分けて、以下のようにブロック行列として書き直す。

 \boldsymbol{D} =
\begin{pmatrix}
D _{1} & 0 \\
0 & 0 \\
\end{pmatrix}

ここから証明

 \displaystyle BA=0であるから、これに右から \displaystyle Pを掛けても0、つまり \displaystyle BAP=(BA)P=0である。

ここで \displaystyle Pが直交行列であることと \displaystyle Aが対角化できることから、以下となる。

 \displaystyle BAP=BIAP=BPP'AP=CD (=0)

さらに、 \displaystyle Dをブロック行列で見なおす。 \displaystyle Dの階数(=dとおく)に合わせて \displaystyle Cもブロック行列に書き直すと以下になる*1

 \boldsymbol{CD} =
\begin{pmatrix}
C _{11} & C _{12} \\
C _{21} & C _{22} \\
\end{pmatrix}
\begin{pmatrix}
D _{1} & 0 \\
0 & 0 \\
\end{pmatrix}
=
\begin{pmatrix}
0 & 0 \\
0 & 0 \\
\end{pmatrix}

0ってことは、 \displaystyle C_{11}D_{1}=0かつ \displaystyle C_{21}D_{1}=0になっている。

つまりCの先頭d列は0であり、 \displaystyle C=(0,C_{2})と表せる。 ここで、

 \displaystyle Bx=BIx=BPP'x=(BP)(P'x)=Cy=(0,C_{2})y

 \displaystyle
x'Ax=x'IAIx=x'PP'APP'x=(x'P)(P'AP)(P'x)
=y'
\begin{pmatrix}
D _{1} & 0 \\
0 & 0 \\
\end{pmatrix}
y

よく見ると、 \displaystyle Bxはyのd+1以降の要素のみからなり、他方 \displaystyle x'Axはyの先頭d個の要素からなる。 従ってyは要素ごとに独立かつ、用いている要素もそれぞれで異なる。従って独立になる

*1:ここはもう少し条件をつけるのが正確だと思う。今回の文脈なら、列フルランクの計画行列Xと、そこから作った射影行列を使うので、CとDの分解のところでDのランクがCの行数を超えることはなく、安心して変形できる。

上半身を動かしている ver. 2022

上半身を動かしている - べんきのにっきから、1年以上経った。

特に著しい変化はないが、まだ継続して動かしている。

2年間で回数の変化を見たら、こんな感じ。

項目 2020年春 2021年6月 2022年8月
頻度 週1回 週2回 週2回
懸垂 10回3セット 合計70~80回くらい 115回〜
ディップス 10〜15回3セット 20回4〜5セット 27回5セット

週2回(=月で8回)が基本で、例えばお盆休みなどで時間ができたら日数を増やしている、8月は10回だった。

懸垂の方は30+25+20+20+20が基本で、やる気があればこれに追加していく感じ。

1セットやるとヘロヘロになって休憩を挟んでいるので、追い込めてはいない。 実際、去年から体格が見違えるように良くなった感じはない。

ウォーキングみたいなものだと思っているので、気長に続けることにする。

上半身を動かしている

本当にただの日記、何かのメモとして書いた。

前置き

2020年4月に始まった在宅勤務から1年以上が経つ。

通勤をはじめとし、外を出歩く機会は減った。これ自体は非常に喜ばしいことなのだが、歩かなくなったので脚の運動量が減り、健康には良くない。

・・・と思ったのが2020年5月か6月くらいの話。そこから、近くの公園に設置されている健康器具で体を動かすようになった。

1年間ほぼ習慣的に続いており、なんとなく成果は出た気がする、そんな話。

内容

懸垂とディップスの上半身2種目をやっている*1。なぜ、足の運動量の心配をしているのに上半身の種目を始めたのだろう、今思うと謎。

最初と現在の違いは以下。

項目 始めた頃 現在
頻度 週1回 週2回
懸垂 10回3セット 合計70~80回くらい
ディップス 10〜15回3セット 20回4〜5セット

やり方や回数については色々と変わっていった点がある。

  • 秋か冬くらいに、週1→週2に増やした
  • 懸垂は最初自◯隊式(完全に伸ばしきるやつ)で始めたけど、今はそうではなく普通のやり方でやってる
  • 懸垂は冬〜春くらいに回数を増やして(20+15+10)+(20)+(10)になった
  • ディップスは秋くらいに回数を増やした気がする

メリット

正直、特にない。

「なんとなくできるようになったなー」、と少し達成感があるくらい。 体つきがすごく良くなったとか、そういうのは残念ながらない。

デメリット

劇的な変化は無いとはいえ、それなりに腕や胸は成長しているらしい。

2019年の冬に買ったジャケットの腕周りと胸周りがきつくなった、これはちょっと勿体ない。

今年は

ストラドルプランシェが中々見た目すごいので挑戦してみたい、今のところ勝機が全く見えてないけど。

懸垂を連続30回やってみるとか、マッスルアップを一度でもやる、とかもカッコいいよね。

ジム行ってる人すごい

多分、ウェイトとかやった方がきっと効率いいのだと思う。 しかし私は「ジムに行く」とか「道具を揃える」というのがあまりに面倒なので全然やる気が起きない。だから手軽な自重しかできない。

ジム行って頑張れる人、すごいなと心底思う。

他にも、youtubeとかで動画上げてるめちゃめちゃ筋骨隆々な方々、影に膨大な努力があったんだろうなと。次元が違う。

*1:別途、公園に行かない日は自宅で腕立て伏せを少しだけやっている